これまでの携帯電話会社は、複数の料金プランが存在し、自分が何を選んだらいいのか、本当にわかりづらいものでした。データ容量で選べるとはいうものの、自分が月にどれくらいデータ容量を使っているのか、確認する方法もよくわからないというのが実態です。
また、音声通話に関しても、「かけ放題プラン」があっても「5分以下か」「それよりたくさん話すか」を選ぶと言っても、いつもは5分以下でも時々、長電話するなど、なかなか、どちらを選ぶべきかもわかりません。
楽天モバイルは、これまでの3社とは違い、とてもシンプルです。
料金プランは「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」、ただ一つしかいないのです。つまり、他に選びようがありません。
月額12980円になります。
データ通信は使い放題
データ通信は、基本的には使い放題になります。
月に3GB未満しか使わなければ1078円、20GBまでは2178円、20GB以上、使い放題で使うと3278円となります。他社のオンライン専用プランは同額程度で20GBしか使えないので、楽天モバイルは相当、頑張っています。
ただし、楽天モバイルが自社で設置した基地局で通信を行った場合となります。どこが楽天回線エリアかなのかは「エリア」のページを参考にしてください。
楽天回線エリア以外の場所は「パートナー回線エリア」となっています。このパートナーとはau（KDDI）となっています。auのネットワークなので、全国どこでも安心して使えます。
パートナー回線エリアの場合、月5GBしか使えないので注意が必要です。5GBを使い切った場合は、最大1Mbpsに速度が落ちます。低画質の動画であれば問題ないですが、ストレスはちょっと溜まりそうです。
もし「1Mbpsじゃ遅すぎる」という場合は、1GB660円で追加購入することもできます。パートナー回線エリアで、あまり使いすぎないように注意しましょう。
音声通話もコミコミ
音声通話ですが、基本料金に含まれています。データ使い放題と音声通話がコミなのでとてもお得です。
音声通話は、Rakuten Linkというアプリを使うと、国内通話がかけ放題となります。
他のスマホや固定電話にかけて０円。もかけ放題です。とてもリーズナブルと言えるでしょう。国内のSMSも使い放題となります。もちろん、相手がRakuten Linkを使っていなくても、自分の電話番号で発信できます。
ただし、Rakuten Linkアプリを使わないと30秒20円と他社と同等の値段になります。また、SMSも1通3円（全角70文字）なので、注意が必要です。
iPhoneの場合、Rakuten Linkを使ってもいいのですが、着信した際、かけ直そうとすると標準の音声通話アプリになってしまうので、無料通話にならないという難点がありました。
そこで、楽天モバイルでは標準の音声通話アプリでも1回15分までの通話がかけ放題になるサービスを月額1100円で提供しています。SMSも無料で送信できるのもお得です。
海外での利用もおトク
新型コロナウイルスの感染で、なかなか海外旅行や出張に行けないですが、海外で利用する際は、対象エリアとなる海外66の国と地域であれば、日本国内の5GBとは別に毎月2GB、使えるようになっています。また、海外66の国と地域へのSMSも0円となっています。
（対象エリア外では利用不可）。
Rakuten Linkアプリを使えば、66の国と地域で、国内にいるのと同じように電話・SMSの利用が可能です。海外旅行にも強いのが楽天モバイルなのです。
