シャープが「格安5Gスマホ」と言える製品を投入します。
来春発売予定のAQUOS sense5Gは、これまで格安スマホ市場で販売してきたコストパフォーマンスに優れたAQUOS senseシリーズの文字通り5G版です。
現行モデルであるAQUOS sense3 liteは、楽天モバイルで2万3619円。
今回の5G対応版となるAQUOS sense5Gは、それよりも数千円程度の値上げでおさまると見られている。つまり、5Gスマホが3万円程度で買えてしまうということになります。
気になるスペックは日本メーカーであるシャープが手掛けるということで、おサイフケータイと防水性能に対応します。
チップセットはSnapdragon690 5Gで、CPU性能は現行モデルと比べて2.4倍も向上。一方で、液晶は新世代IGZO、電池は現行モデルよりも14%増量することで、普段使いで1週間の電池寿命を実現しています。5Gだからといって「すぐにバッテリーが消耗する」ということはなさそうです。
面白い機能としては「テザリングオート」があります。自宅に帰ると、自動的にテザリングがオンになります。一人暮らしであれば、固定のインターネット回線は辞めてしまい、5Gの使い放題プランに一本化。家中のWi-Fi機器の接続をスマホにまとめてしまうなんてことができてしまいます。これは学生や社会人を中心に人気が出そうです。
現在、最も安い5Gスマホは中国メーカーのファーウェイやシャオミの４万円台ですが、いずれもおサイフケータイや防水などには非対応となります。
そんな中、シャープは中国メーカーの5Gスマホにも十分に対抗できる価格帯となっており、「お安く、使い勝手のいい格安5Gスマホに乗り換えたい」というニーズを満たしてくれそうです。楽天モバイルでの発売に期待しましょう。
