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【OPPO A73レビュー】eSIMで有機EL、カメラは4つ。最強のコスパスマホ

 

オウガ・ジャパンの「OPPO A73」

楽天モバイルで12月1日から発売となったオウガ・ジャパンの「OPPO A73」、気になっている人も多いでしょう。

 手の届きやすい価格でありながら、スペックもまずまずで、コストパフォーマンスの良さが注目となっています。

 OPPO A73は、画面サイズは6.44インチ、本体サイズは約72×159.8×7.45mmとなっています。実際に持ってみると、画面サイズの割には軽い印象です。

 ディスプレーは従来の液晶から有機ELに変わりました。この価格帯で有機ELというだけで、かなり魅力的です。

 フロントカメラはしずく型のノッチタイプ、指紋認証はディスプレイに指紋をタッチさせるなど、先進的な取り組みもされています。コロナ禍でマスクが当たり前になるなか、指紋認証だと、すぐにロックを解除できて便利です。

 背面がかなり特徴的なデザインとなっています。樹脂製なのですが、レザーのような凹凸をつけており、これまでにはない独特な素材感を出しています。「高級感のある手触り」と捉える「チープな質感」と思うか、人によって好みが分かれそうです。個人的には「カバーをつけるので気にしない」感じです。

 カメラは4つ搭載されています。構成的には、1600万画素/F値2.2のメインカメラと、800万画素/F値2.2の超広角カメラ、200万画素のポートレートカメラとモノクロカメラとなっています。4つということで、カメラの多さが際立ちますが、そのうち2つはポートレートとモノクロということで、用途がかなり限定されているといえるでしょう。

 ここ最近、「マクロ」を搭載してくるメーカーが増えてきましたので、このあたりに対抗してほしかったというのが正直なところです。

 画質に関しては、日中や夜景、ポートレートなど申し分のないクオリティとなっています。

 チップセットはSnapdragon 662となっています。メモリは4GB、ストレージは64GB。前モデルとなる「OPPO A5 2020」ではSnapdragon 665を搭載しており「スペックが下がったのかな?」という気がしますが、実際のところは、Snapdragon 662のほうがあたらしく、CPUやGPUの性能はほぼ同等でありながら、値段が下がっているようです。

 OPPO A73の特徴と言えばeSIMに対応している点があります。

eSIMと物理SIMによるDSDVに対応しているので、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの物理SIMカードをさしつつ、楽天モバイルのeSIMもさして、「データ通信が無制限」という使い方ができてしまいます。

 SIMフリースマホで、eSIMに対応するのは、iPhoneとPixelシリーズぐらいしかないので「安価に買えるSIMフリースマホ」として、かなり注目といえそうです。

 実際に楽天モバイルのeSIMを設定してみましたが、全く問題なく通信ができました。

 「楽天モバイルにデビューしたいけど、いままでの回線契約も維持しておきたい」という人に、OPPO A73は最適なのではないでしょうか。

指紋認証はディスプレイに内蔵されている

レザーのような凹凸があるが樹脂製
カメラは4つ。そのうち2つはポートレートとモノクロ専用

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